Masato

インシディアスのMasatoのレビュー・感想・評価

インシディアス(2010年製作の映画)
3.8

ジェームズ・ワンによる代表的なシリーズの1作目。リー・ワネル脚本、ジェイソン・ブラムとオーレン・ペリ製作ということもあってか完成度は高い。実話がベースの死霊館などよりかはフィクションの自由度を使って遊びがあるところも含めて後半はややぶっ飛んでて面白いと思う人もいるかも。個人的には良くも悪くも。ブラムハウスのエッセンスを感じる。

恐怖演出はさすがのジェームズ・ワン。煽り方が上手いし不気味さも良い感じ。劇伴無くなると体を硬直させて恐怖に備えるあの感覚が気持ちいいので楽しい。ジャンプスケアはわりとあるが、音だけではなく絵的にも純粋に怖いので嫌悪感はない。悪魔よりも家族の幽霊が怖すぎる。よくここまでのアイデアを思いつくね。家族を取り戻すために能動的に悪魔に立ち向かっていく様はドラマとしても良い。

ラストの展開良き。笑い声のようなバイオリンの劇伴も良き。パトリック・ウィルソンとローズ・バーンも良き。フザけたいリー・ワネルも良き。
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