イチロヲ

マカブル 永遠の血族のイチロヲのレビュー・感想・評価

マカブル 永遠の血族(2009年製作の映画)
3.5
身重の若妻を擁する6人組グループが、長旅の休憩先として選んだ屋敷で、凶悪な食人ファミリーに襲われてしまう。シリアル・キラーとの熾烈な闘いを描いている、インドネシア産のスラッシャー映画。

必要不可欠な要素を無難に盛り込んでいる、優等生タイプのスラッシャー映画。ホラー映画作りの教科書に則っているため、あっと驚くような展開は用意されていないが、人体殺傷&血まみれ描写に製作者の拘りが見て取れる。

主人公グループが案内された屋敷には、明らかに老化していないお母さんと成人した子供たちが居住。いわゆる、猟奇殺人行為が常態化している訳ありの家族であり、「これが我が家の日常です」と言わんばかりに、容赦なく虐待を加えてくるところが面白い。

スレンダー体型の目がイッちゃってるお母さんが細腕でチェーンソーを振り回すという、最高にフォトジェニックな映像を満喫することができる作品。毎度毎度、レイプ未遂のままで反撃を受ける、小太りの長男が最高に笑える。
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