ヒロ吉

ディセントZ -地底からの侵略者-のヒロ吉のレビュー・感想・評価

3.9
DVDにて字幕鑑賞。TSUTAYA宅配レンタル。

あらすじは1879年8月11日ダラス準州にて
ある一家は全員死亡、恋人メリーアンがいるスチュワート家は血痕を残して6人失踪する事件が発生する。
早速コフィ達は捜索に向かう。
先住民の仕業と思われたが…というもの。

面白い!

『トマホーク ガンマンVS食人族』を彷彿とさせる真面目で硬派な印象を受ける西部開拓時代の渋いクリーチャー物

先住民への拷問
行路中消える数人の部下
先住民の言葉から出た”地中族“という言葉
掘り起こしたような謎の小さな穴
人と馬だけが消えた馬車
生き埋めにされた女性…
前半はロードムービーで謎を提示しつつ存在感を小出しにして緊張感を高める。

先住民との銃撃戦で顔面破壊グロ一箇所だけあり

クリーチャーとの攻防戦が終盤に集約しているのは勿体ない気がする程にクリーチャー設定が良かった。

注入した毒で体を動けないようにし、生き埋めにして、腐りかけてきたら内臓をすする捕食方法が気持ち悪すぎる。
バッファローを主な獲物としていたけど、白人達によりバッファローは殺されていき、人間に標的を移した設定も面白い。
ヴィジュアルも四足歩行で超気持ち悪い。

恋人メリーアンを探す主人公コフィを導くベテラン兼先住民の通訳が頼りになる存在やったけど、襲われて傷を負ってからは急に弱体化。
先住民が話す言葉で都合の悪いところは訳さなかったりと人間臭くて良い!

クライマックスの攻防戦はハラハラさせられて楽しめたし、捜索隊本隊長が大馬鹿クソ野郎な後味悪いエンディングは好き。

何気にLIONSGATEなのも驚き
ヒロ吉

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