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落ちこぼれの天使たちのとぽとぽのレビュー・感想・評価

落ちこぼれの天使たち(1987年製作の映画)
3.0
マイナス✕マイナス=プラス

やってくる風変わりなクセ強"先公"、お約束の熱血教師モノ。赴任した高校は本来専門のパソコンは無い上、おまけに高校の認可取り消しになりそう。問題はやる気。自身が嫌というほど知っているから。"同郷人だから"ヒスパニック、移民や低所得層の苦労。それぞれ家で勉強できない理由。勉強がなんの役に立つ?フィンガーマンとネット頭。"今どき熱血は流行らないぜ"?見せしめだ!エンジェルの援護射撃。はじめから実は勉強する意欲のある彼の存在が、正直言ってしまえば主人公がこのクラスの環境に適応するのに役立っているというか、幾分か容易・楽にしているところはあると思う…(※問題1)。
私の私生活を冗談の種にしないで!ただ、それをアメリカの白人たちは分かろうとはしないだろう、はじめから疑いの目を持ってかかって生徒たちを信じないで。"高すぎる点が問題"?人種が問題なのだろう、何もかも偏見から生まれ世の中問題だらけ。そうやって社会を信じないようになっていく…楽で高給で敬意を得られる仕事もあるのに。ジャパン・アズ・ナンバーワンの時代、夏も冬も休み返上補講で教科書に載ってもいない微積分!正直あまり1年経った感じはしない…(問題2)。
近道なんかなくて、結局のところ地道に熱心に勉強するしかない。おまけに疑わしきは罰せずの逆。連中に有無を言わせるな、夢見る者であれ、夢は実現の一歩。手を変え品を変え嫌というほど見てきた類のプロット。その多くの良作はアメリカ映画で、逆にその絶対数のうちの多くは恐らく日本のドラマなどだろう。主演は『ブレードランナー』ガフ役エドワード・ジェームズ・オルモスで、実話を基にしているからだろう頭部をバーコード頭に禿げさせている。ルー・ダイアモンド・フィリップスはイケメン。3以上で合格で…(合格点および人数)?

勝手に関連作品『コーチ・カーター』「スクールウォーズ」「金八先生」「ごくせん」「ドラゴン桜」
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