あざらし

映画 妖怪人間ベムのあざらしのレビュー・感想・評価

映画 妖怪人間ベム(2012年製作の映画)
2.8
「また、これだよ。
…せっかく助けてやったのに。」

夜の東京。
バスが暴走し、複数のパトカーが追いかけていました。バスの中にはたくさんの乗客と犯人に脅されている運転手。
犯人は不気味なお面をかぶっていました。
しかし、いきなりバスが止まります。そして…

研究から産まれた細胞は、まず3つに分かれて、細胞分裂を繰り返しながら成長し、3人の妖怪となりました。しかし、この3人の妖怪は見た目は醜いけれど、正義の心を持ち人間の味方なのでした。

人間になれなかった妖怪のことを、妖怪人間といいます。
…妖怪人間ベムの3人は親子かと思っていました。

亀梨和也は妖怪でもハンサムで、杏は美人だし、鈴木福は可愛いので、変身しなければ、普通に幸せに生活出来そうに思えます。

とある会社の役員たちが次々と襲われる事件が相次ぎます。
一方、人間を助けるために影で生活している妖怪人間3人の目撃談も新聞で話題になり始めました。ある日、3人は変わっている小さな女の子と出会います。女の子は母親を亡くして父親と二人暮らしでした。

妖怪は実写化すると、やはり不気味です。でも、アニメのキャラクターというより、俳優さんのキャラクターがそのまま濃く出ているように感じました。なので、3人の俳優さんのファンの人には嬉しい映画かもしれません。

ストーリーは、映画化しなくても良かったのではないかと感じるくらいに平坦な物に思えました。
ただ、妖怪人間ベムらしい、ちょっと切ない物語ではあります。

人を、見た目で判断してはなりません。

「人間に嫌われるのも、いつか、慣れる?」
あざらし

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