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キャビンのkuuのレビュー・感想・評価

キャビン(2011年製作の映画)
4.0
『キャビン』
原題The Cabin in the Woods.
製作年2012年。上映時間96分。
ドリュー・ゴダードの映画監督デビュー米国スリラー。

女子大生のデイナは友人のジュールスに誘われ、仲間と5人で山奥にある別荘にやってくる。
しかし、デイナたちの行動は謎の組織によりすべて監視されており、5人は事態のすべてをコントロールする組織が描いたシナリオどおりに動かされていた。
そうとは知らないデイナらはさまざまな恐怖に襲われ、ひとりまたひとりと命を落としていくが。。。
この映画に対するドリューゴダードの
死霊のはらわた(1981)、1984(1984)、
バイオハザード(2002)、
13日の金曜日のシリーズ、
キャビンフィーバー(2002)、
ソー(2004)は、
今作品の影響ある映画で、パロディはなくはない。

ホワイトボードには記載されていないが、セルやモニターに後で表示される追加のモンスターの方も、めちゃくちゃこわそう。
巨大なタランチュラ、
2匹の犬またはオオカミ、
大きなカエル、
巨大なムカデ、
肥満の男性、
2つの異なる塊のような生き物、
キラーロボット、
KKKメンバーのトリオ。
これらは描かれてへん予備軍みたいやけど、後半怒涛のように暴れるモンスターも負けず劣らずトラウマモンスターキャラ炸裂してんのばっかりやった。
こわいながらも長くない映画でしたし、飽きることなくみれました。
余談ながら、
ダナが日記から読むラテン語は、『Dolorsupervivocaro。Dolorsublimuscaro。Dolorignioanimus』です。
つまり、『痛みは肉体よりも長生きし、痛みは肉体を育て、痛みは精神に火をつける。』
その本のエントリー日は4月4日で、これは、ジョージ・オーウェルの小説『1984』の最初の章と同じ設定であり、オーウェルの小説の作中に意図しない広範囲にわたるカメラ監視についても同じ様に説明してる。
てな感じの楽しめるホラーと云うよりもスリラー色の強い映画でたのしめました。
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