Ryan

ウルフマンのRyanのレビュー・感想・評価

ウルフマン(2010年製作の映画)
3.1
謎多きウルフマンの正体


ストーリー
おぞましき怪物ウルフマンに変貌してしまった主人公が、苦悩を深めながらも自らの忌まわしき宿命の謎に立ち向かっていく姿を、過激な残酷描写を織り交ぜ描き出していく。


主演 ベニチオ・デル・トロ
共演 アンソニー・ホプキンス


ユニバーサル・モンスター映画の古典「狼男」を描く。新リブート企画も進行中。

ストーリーラインはコテコテ。
ウルフマンの登場タイミングや恋路、確執、差別と偏見、そしてウルフマンの葛藤。
ありきたりな展開ばかりだが、ちゃんとグロテスク。そこがとても良い。
グロいだけではなく想像できる怖さ。
アクションシーンはやり過ぎ感は否めないが、遊牧民シーンは結構良かった。

ベニチオデルトロ、アンソニーホプキンス、エミリーブラントの力を持ってしても魅力的に描くことは叶わず。
斬新さと複雑な動機が必要だったと考える。
新ユニバースとしては画期的とは言えず、これなら「ダークナイト」で十分だろう。

新ユニバーサルモンスターユニバースが始動し始めたが、これを機にデルトロの復活、トムクルーズの降板、クリスチャンベイルとの戦争を描いてほしいと思う。
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