セイラ

すべては君に逢えたからのセイラのレビュー・感想・評価

すべては君に逢えたから(2013年製作の映画)
2.7
・クリスマスがテーマのオムニバス映画(お話は6つ)
・東日本大震災の一被災者として心から大切にしたい映像作品。
 この時期の宮城県名取市閖上の映像が残っていることに感動。 
・2014年12月に開業100年を迎えた東京駅がメインステージ
・ジャケットから明らかに分かるようにリチャード・カーティス監督の「ラブ・アクチュアリー」の日本版

季節外れだけど、一年で一番好きな浮足立つ年末年始が終わりそうなので季節に抗いたかったのと、
『ずっと独身でいるつもり?』で惚れ惚れした市川実和子さんの作品が観たくなって。
ヒューグラントのファンなので興味があった作品。

まさか閖上の映像が流れるなんて思ってもみなかった。
被災者としては、とてもとても有難くて嬉しかった。
この10年メンタルの波があって、鬱というほどではない微細な起伏のせいで、
故郷に帰ることに気が進まず、ところどころ自分のアルバムには抜けがある。
震災から3年以内は特に写真が欠けているので、ただの更地の新しい建物のない風景に涙が出た。
なるほど、この時期にここに来てここを残したいと思ってくださったひとがいたんだと感涙。

展開自体はとても観やすい、なんなら次のセリフもある程度予測ができる。
途中から、「次、文乃ちゃんこう言うよ」と父と予想して観ていた。
分かりやすくてありふれている展開なので、(大変申し訳ないことに)映画ド素人が言葉を挟める間あいが少し残念だった。

ただ時任三郎さんのは涙が堪えられなかった。
『過保護のカホコ』のときも演技が如実で深く感情移入してしまった俳優さんなので、
彼の「お父さん感」に勝るものはないと改めて思った。素敵。

連休が明けたら毎日丸の内駅舎の南北ドームを見上げて帰ろうと思う!

‐‐‐40年のショートケーキ‐‐‐
倍賞千恵子さんやはり好き、、
こういう愛し方をわたしはできるんだろうかと耽ってしまった。
本田翼ちゃんがあまりにも可愛らしくて、二人の見つめるケーキが輝いて見えたのでショートケーキ。
直前に『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』を観てフォンダンショコラを作ったのでHMもない
ということでマリービスケットでチートケーキ。
1ビスケット5枚をミルクに浸す
2ビスケットの上に生クリームを絞り、その上にビスケットを重ね、を5枚繰り返す
3側面に塗り、トップも整えたら、ローズ絞りをしてイチゴを載せて完成
‐‐‐
セイラ

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