オレオレ

インターステラーのオレオレのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
2.5
物理学にも科学にも疎いので、「こっちの1時間が地球の7年」と言われても「ふーん」、円の三次元は球体なのでこれこれこう、だとしても「はーあ」、ここをこう飛び越えてワープ!にも「へーえ」、でしかなかった。そう仰るならそうでしょう、と。海みたいなとこに大した検査もせずにスブズブ入るなあ、とか、宇宙でモノが燃えてもあの煙の立ち方なのね、とかは気になったけど。

そもそも、SFが苦手、しかも精神世界だのタイムトラベルだの、とか言われてもしっくりこない。
他人に、「昨日見た夢」の話を一生懸命語られてもてんでつまんないのと同じ感覚。なので3時間弱、自分、よく頑張った!

近未来なのか過去なのか、よくわからない時代設定でスタート。
元NASA職員のクーパーは妻を失った後、妻のオヤジと10歳の娘、15歳の息子(シャラメにそっくり!と思ったらシャラメだった。シャラメが育ってケイシー・アフレックに・・・なる???)と暮らしている。
周囲はコーン畑、そして定期的にすごい砂嵐が来る田舎なんだが、植物は育たず、環境汚染もひどく、人類は存続の危機にされされているらしい。
そんな時、NASAの背水の陣作戦、「宇宙のあっちにコロニーを探しに行こう」作戦が始まり、娘に行くなと泣かれるも旅立つクーパー。
その後、宇宙船の中でいろんな理論が展開するが、ほぼ寝落ち。
今、宇宙ステーションにいるのか、小型船にいるのか、惑星のキャンプにいるのかイマイチついていけず、え?なんで脱出してるん?え?どこから帰ってきた?みたいなのが鬱陶しい。
しかも乗組員、クーパーとブランド博士(アン・ハサウェイ)以外の描写が薄い!気づいたらいなくなってる・・・。最初からこの二人と、黒いガンビー型アレクサ(走る姿が滑稽すぎる!)だけでいいのでは、と思ったり。

父親は自分を捨てて宇宙に旅立った、とおもっている娘(ジェシカ・チャステイン)との確執と和解がテーマの一つなんだけど、ロジックもなんだかよくわからないし、伝達方法が面倒くさすぎる!
あんなにボカスカ宇宙に行ってるんだったら、なんかあるでしょ、と思うんだが・・・

途中で満を持して出てくるあの人(ノーギャラの割に出演時間多い!)にはおおっ、っと思ったけどそれも一瞬で、ノーランの見た夕べの夢を3時間見せられてゲンナリ、が正直な感想かな。