シングルマザーのアデルは一人息子のヘンリーとの二人暮らしで、週末に控えるレイバーデイを望む毎日。
そこに現れたのが脱獄してきたフランク。
二人に匿うように指示したが、次第に穏やかな生活となっていく。
ジェイソン・ライトマンの演出はこの手の地味な題材でも冴えわたる。
疑似のようなラブストーリーと、いつばれるのかというサスペンス。
似たものとして「パーフェクト・ワールド」が思い浮かぶが、こちらは男女の愛が軸になっている。
それを少年の視点で見せている。
過去作ほどライトマン作品の満足度は高くないが、3人そろってピーチパイを作る画は、この3人の情感をしっかり伝えてくる良い場面。