《僕はオッド・トーマス》
〝あいつらはボダッハ。見えてることを知られたら殺されてしまうから視線を合わせてはダメ。あいつらの出現は、殺戮や大惨事が起きる前兆。ボダッハの数が多いほど大きな災いが起きる〟
死んだ人や悪霊が見えるという不思議な能力を持った青年オッド・トーマス。死んだ人の無念を晴らしてあげようとするけど、面倒事に巻き込まれてトラブルになったり、気味悪がられて変人扱いされたりすることも…。
オッド・トーマスにしか見えないというボダッハのフォルムや特殊効果は凄くて、めちゃめちゃ不気味な悪霊。〝スーパーナチュラル〟みたいなホラーテイストの作品ではあるが、彼女とのラブストーリーもいい感じ。それに、大惨事を未然に防ごうとする謎解きも先が読めないし、カーチェイスや爆破のシーンもあって、ぐいぐい引きつける。そして、最後のどんでん返しにはびっくり。
誰かに勧めたくなる作品だけど、なぜかアメリカでは未公開で、日本でも２館だけの１週間限定上映って何？大人の事情ってことらしいけど、こんなに面白いのに、もったいないよね。監督さんは、あの〝ハムナプトラ〟シリーズを作った方だけど、本作以降の作品がないのは、そうした事情が関係しているのかな。原作はシリーズ化されているので続編も映画化してほしいけど…。
視聴メモ：2023.09.11/136/地上波：ドリームスペシャル230910放送（吹替）
