【the piano, it sounds like a carnival】
伝説のLIVEの映像だ。
DVDで観るより、映画館で大きなスクリーンで観た方がやっぱり感激する。
年明け1月のビリー・ジョエルの日本のラストライブのチケットが取れなかったので、こちらで我慢ということになってしまった😭
生粋のヤンキーファンのビリー・ジョエルだが、今、お化けフォーク👻の千賀投手が所属するメッツのホーム・シェイ・スタジアムのライブでも観客をグイグイ引っ張って行く感じだ。
音楽のジャンル分けも色々あると思うけれど、ビリー・ジョエルは、ジャンルというより、自身の半生を通じてアメリカやアメリカの人々を歌ってきたのだと思う。そして、それは世界の人々にも通じるところだったりする。
オープニングとエンディングを飾る「Prelude/Angry young man」のピアノの演奏にはワクワクする。
「ヒットしなかったけど」と前置きした「ザンジバル」は圧巻だったし、ポールの登場は分かってはいても、やっぱり「おおーっ」てなる。
ニューヨークだけではなく、自身がロスにいたことから、ロスでのことを歌った歌もある。
カントリーではないがビリー・ザ ・キッドを歌っているし、ベトナム戦争を想起させる歌、近未来を感じさせる歌、ロックは最高だったり、悩める若者や、労働者、なかなか周りと上手くやれない人、多くの夢を追いかける人に語りかける歌もある。
クラッシック・ピアノを学んだ経験に裏打ちされた演奏はやはり聴かせるし迫力もある。
レビュータイトルは、ピアノマンの一節だけれども、このライブは本当にカーニバルな感じだ。
NHKの「街角ピアノ」の海外バージョンでよく演奏されるのもピアノマンだし、世界中で最も親しまれたアーティストのひとりであることは間違いない気がする。
もう生で観ることはなくなると思うけれども、こうした圧巻の映像が残っていることで、多くの人の目に触れれば良いなと思う。
まあ、引退というわけじゃないけれども、ビリー・ジョエルに心からお疲れさんと言いたい。