クリーム

オオカミは嘘をつくのクリームのレビュー・感想・評価

オオカミは嘘をつく(2013年製作の映画)
3.9
えっ、面白かったけど…。評価低い。コメディ、グロ、サスペンスのバランスが絶妙な映画でした。タランティーノが絶賛した事で、注目を浴びたらしいです。
少女暴行事件の容疑者に対して、復讐を画策する被害者の父と強引な手口で事件を調べる刑事が、容疑者に子供達の頭部が何処にあるのか等、拷問によって事件の真相を探ろうとするお話です。
二転三転する展開に加え、バイオレンス描写が面白いです。緩いと見せかけ、しっかり拷問もあるので、苦手な方は注意が必要です。




ネタバレ↓




容疑者は、一見まじめで気弱そうな中学の宗教学教師ドロール。決め手となる物的証拠はないのだが、刑事ミッキと被害者の父ギディは、ドロールが犯人だと決め付けます。ミッキがドロールに拷問しようとする所をギディが、ミッキを倒し、ミッキとドロールの2人を自宅の地下室に連れ帰り、拷問によって真相を探ろうとします。娘がされたのと同じように手の指を折り、足の爪を剥ぐのですが、拷問しようとするタイミングで邪魔が入ります。この辺りがコメディっぽい。お母さんやお父さんに邪魔されます。なんだ拷問は、緩めなのかぁと思ったら、やる時はやるタイプでした。途中で、ギディの父親が乱入しますが、止めるどころか、中々の強者でした。バーナーはキツかったです。そして、その後ドロールの嘘の自供によって、踊らされたギディが怒りに任せてドロールの首をノコギリで切って殺害してしまいます。実は、ミッキの娘がドロールに誘拐·監禁されていて、ミッキは娘の居場所をドロールに聞きたかったのにギディに殺されてしまい、娘は監禁部屋で息絶えるシーンで、終わります。
ドロールが無実かも知れないと思い観る作品なので、何ともドキドキするのですが、結局、犯人だった。こちらの感情を弄ぶ秀逸な作品だったと思います。私は、面白かったです。
クリーム

クリーム