悪なるものたち
ストーリー
母を交通事故で亡くしたヨンホは、学校でいじめを受けながら辛い日々を送っていた。そんなある日ソウルからの転校生・ジスと知り合い仲良くなる。しかし、少しずつ不審な点が…。
主演 マ・ドンソク
"最強"マドンソクの珍しい一面が見られる作品。
純粋な悪と我々は戦えるのだろうか?
そんな非日常な映画。
全体的に中途半端。
殺人ありきで物語が進行するため良心の呵責みたいなものは息子というキャラクターに求めてしまうが、役不足だろう。
息子役のアンドギュは確かに良い演技をしていたが、マドンソクのパケ写に惹かれて鑑賞した人にしてみたら物足りない。
スリラーでありながらどこか逃避行的な雰囲気もあり、どちらにも振り切れないのが最大の敗因。
マドンソクが頑張ってはいたが、途中から「コクソン」的な要素も増えてきて厨二病が強くなった。
何もなくただ充血のマドンソクってだけで怖いんですよ。そんか彼がちゃんと殺人者を演じようと試みた今作は今となってはレアなのかもしれない。