救出ミッションを通して遭遇する未知の物体と未開の地に投げ出されたUSSエンタープライズ号のクルー達の最後の戦いを描いたSFアクションシリーズ完結編。
未知の星に不時着した宇宙船救出ミッションに出発したUSSエンタープライズ号。このミッションを最後にして、キャプテンカークはある決断を胸に秘めていた。しかし到着直前、無数の飛行物体によって急襲を受けエンタープライズ号は撃破。仲間は散り散りになってしまう。
果たして何が起こっているのか。その目的とは…？
たった1人見知らぬ土地に投げ出されたカークの限界を超えた戦いの幕が開く。
『限界を超えろ！』
カークやスポックの活躍に視線が集中しがちですが、今作で脚本を担当したサイモン・ペッグが演じるスコッティと惜しくも他界したアントン・イェルチンが演じるチェコフに注目して観賞しました。
宇宙の神秘と謎に迫ったビジュアルと奇想天外なアクションは、息を飲み足で劇場の床を踏み締める力が強くなるシーンもありましたね。様々な危機を経て成長したクルー達の、個々の活躍をコミカルな要素も加わりキャラクターへの愛情も感じられますよ。
SF大衆娯楽冒険活劇の最終章として、エンターテイメント色が強く視覚的・独創的にも富んだ作品でした。
