ふじこ

キング・アーサーのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

キング・アーサー(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

お金掛かってる…!ファンタジーはやはりお金!ってなる一作。
アーサー王と円卓の騎士の、アーサーが王様になるまでを描く。

最初に出てくる嘘みたいなクソデカ戦象さんや、魔術によって吹き飛びながら灰になる描写が良い。
一回空気でスゥ~ッと吸われてボガーン!ってなったり、お金掛かってるなぁ!ってワクワクしちゃう。
馬をヨッシーみたいに乗り捨てるところはびびったぜ…リアルだとヨッシーあんな感じなのかな…。

お金掛かってそう…って感じがほぼ全ての時代モノ・ファンタジーモノとしてかなり良かったのでは。
衣装、装飾、CG処理、ちゃんと高水準で飽きさせない。

正直アーサー王に関しては、石に刺さってた剣を抜いて、あと丸いテーブルで会議したぜ って事しか知らないんだけど、全く知らないなりに勧善懲悪、親の仇…!を、聖人君子みたいなタイプじゃない少し粗暴ででも弱い部分は弱い普通の男として描かれたアーサーが仲間たちの助けや犠牲を払って頑張る姿は普通に頑張れよって気持ちになるし、悪役にピッタリのジュード・ロウはしっかり器小さめの悪いヤツとして存在感あったし、良かったわ。

結局なんか当代きっての大魔術師マーリンは出てこないし(出てきてたらすぐ解決してたのかな…?)、その弟子らしい女魔術師は戦争時代の魔術師みたいに派手な魔法は使わないタイプで主に動物操ってばっかりだったけど…この世界の魔術ってどんな扱いだったんだろ。そこだけ気になるわ。最初の戦争シーンだと馬鹿みたいに強かったけど…絶滅したんかな?
あらゆるゲームではまず弓か魔術キャラを使うから正直もっと魔法ズババババ みたいなシーンも観たかった。

ガイ・リッチーは未だに一番最初に観た映画の[ ロック、ストック~ ]のイメージがあるけれど、[ シャーロック ]とかも撮ってるし、変に捻ったりせずに真っ当に撮ったヤツの方がわたしに合ってるんじゃないかって気もしている。
ふじこ

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