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ボヴァリー夫人のchaooonのレビュー・感想・評価

ボヴァリー夫人(2014年製作の映画)
3.6
『ザ・フラッシュ』を再鑑賞してテンションが上がったので、気になっていたエズラ・ミラー出演作を鑑賞⚡️

華やかな結婚生活を夢見て田舎町の医者と結婚したエマだったが、単調で退屈な日々に辟易し、浪費や不倫に溺れていく物語🫢

フランスの文豪フローベールによる同名小説が原作で、当時は風紀紊乱・宗教冒涜の罪に問われるほどの問題作だった作品📕
今観ると特に目新しさもない不倫話であるが、幾度も映画化されてるから人気なのは確かよね🤔

不倫と借金地獄で身を滅ぼしていく若きボヴァリー夫人にミア・ワシコウスカ❣️
嫁いだ当初こそ控えめで朴訥な感じだが、次第に着飾るために浪費にハマり、刺激を求めて不倫に走り、傲慢になっていく感じはハマってる😌

それにしてもエマよ、最後まで身勝手な女だ🤪

自分が思い描いた愛や幸せの幻想に取り憑かれたエマ💭
望むものと現実の違いに落胆し、自分が満たされるためになりふり構わず欲しがりの手を止めないところは子供みたいだし、ただ幻想だけ追い求めて現実が見えてない姿は滑稽ですらある。

逆に男性たちは何が自分にとって大切なのか分かっていたし、譲れないものをしっかり持っていて、そこがエマとの大きな違いだったな🤔
甘い囁きをしてはいても、最終的にエマを突き放す姿には皆確固たるものがあった。

合理的で面白みのない医者の旦那だが、エマも認めるように善良な人間で、その旦那に対して身勝手過ぎるエマはどんどんエスカレートしていく😨
旦那が気の毒だし、「暴力でも振るってくれたら憎めるのに」とぼやくエマのセリフは、とても腹立たしく感じた😡

最初っから胡散臭い行商人のリス・エヴァンス😏
美しい調度品やドレスといった贅沢品でエマを堕落の道に引き込む。
怪しい笑みにはエマへの下心があるのかと思いきや、最後まで仕事人に徹していて痺れたわ(エマざまぁ)

不倫するにしてもこの時代のドレスは脱ぎ着するのが大変そうだ👗
ミアが纏うドレスはデザインも色遣いもどれも美しい🌈✨✨
家具や調度品もだけど、この時代の様式美って素敵よね✨✨

お目当てのエズラ・ミラーは整った美青年ぶりを存分に発揮🤤
最近はなんだかコミカルだったり、癖のある役が多い印象だけど、こちらは正統派イケメン役だった(不倫をするけしからん奴ではあるが)

『ザ・フラッシュ』のセリフに「この世界にはダウントン・アビーはないのか!?」みたいなセリフがあったけど、今作のメイド役にダウントンのイーディス(ローラ・カーマイケル)が🥰
映画鑑賞の偶然の連鎖も楽しめた😋
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