ともぞう

尚衣院 サンイウォンのともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

尚衣院 サンイウォン(2014年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

韓国王宮版アマデウス。伝統を重んじる努力型の御針匠(オチムジャン)と天衣無縫の天才仕立師。2人は心ならずも対立してしまったが、師匠と弟子として素晴らしい一時もあっただけに弟子を陥れて死罪にしてしまうのは切ない。御針匠も寂しい未来は因果応報だが。よくまとまっているし、人間模様もよく描けている佳作。

〈あらすじ〉
朝鮮王朝において王室の衣類や装身具の製作・保管管理をしていた部署であり、“宮殿の宝箱”とも呼ばれていた尚衣院<サンイウォン>。伝統職人としてここを取り仕切るチョ・ドルソク(ハン・ソッキュ)はその功績が認められ、6ヶ月後には両班となることが約束されていた。ある日、王(ユ・ヨンソク)の衣服を誤って燃やしてしまった王妃(パク・シネ)は、巷で天才仕立師として話題を集めていたイ・ゴンジン(コ・ス)の存在を知り、王宮入りを命じる。王妃の美しさに心奪われたゴンジンは生まれながらの美的センスと才能を発揮、たちまち頭角を現していく。そんな中、王妃に対して無関心だった王は美しい衣服を纏った王妃に惹きつけられるのと同時に、嫉妬を覚え始めるのだった。一方、規則と伝統を重んじるドルソクはゴンジンが生み出す革命的デザインが王宮内外で評判となり、次第に危機感を抱くようになる。やがてドルソクは密かにゴンジンを陥れようと企てるのだが…。
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