ごー

七日のごーのレビュー・感想・評価

七日(2015年製作の映画)
-
大田原愚豚舎旗揚げ十周年 全作品特集上映。
渡辺紘文監督、渡辺雄司音楽監督、相田冬二さんトークの回鑑賞。
北関東郊外の農村に暮らす男が牛舎で黙々と働く姿を、台詞を一切排したモノクロ映像で綴る人間ドラマ。牛舎で愚直に仕事に励む男は、年老いた祖母と暮らしている。
「叫び声」に非常に似ていてこちらの方が先なので原型となったのだろうか?監督が居たのに話しかけることができず、確認できなかった、、、。
日常をひたすら映すのは「ヴェクサシオン」にも通ずる。音楽が独特で、仰々しかったりクラシックだったりむっくりというアイヌの楽器を使っていたり。さすが渡辺雄司。
他の作品のトークで触れられていた、2人のお婆さんの在りし日の姿が見られる。腹を出して昼寝をする孫の腹を叩くシーンが可笑しかった。
家屋や食生活など、とても日本的なので外国での評価も聞いてみたい作品。
ごー

ごー