ディズニー実写化作品は明暗が別れがちだが、本作のアニメ版はディズニールネッサンスの第一弾の記念すべき作品ということもあり、制作の敷居はかなり高かったと思われるが、「ジャングル・ブック」と同様の成功組。
まず、本作の要である、海底帝国アトランティスにおけるカラフルな海の生き物たちの躍動感は、やや暗い海のシーンが多い印象であったが、ここぞという時に写しだされる、海底ファンタジーの映像化についてはもっとみたくなる魅惑の舞台。
加えて、人間模様もカラフルなのが大変ユニーク。
特に、物議を醸したハリー・ベイリーを配したことは、歌声というコンセプトにとって最適解だと思われる。
本作の肝である、アリエルで一番大切な歌声を外してしまっては成立しない企画。
まさにリアルでも人々を魅了する歌声の持ち主を抜擢するという既存の枠組みに捉われず、今後の可能性をも開拓した功績は大きく、新しい時代の幕開けを感じる。
人種問題が取り沙汰されたキャスティングだが、その余ある歌唱力は何物にも変え難く、彼女の歌声は鳥肌モノで、何度もゾワッした、凄まじいものがある。
また、アースラとトリトンは、イメージに近い完成度を示しており、説得力があった。
ルネッ〜サンス〜🍷
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