「私たちは人間じゃないんだからね」
そう信じて疑わなくなったら?
「われらの星は、天上から地球の運命を日夜見守っております。
……いつかそれが太古の美しい星の姿に戻るという希望を捨ててはおりません」
自分たちは地球を救う選ばれた特別な存在だとしたら?
「『結局俺とおんなじじゃないか』と言いたいために、
同時に
『よかれあしかれ、俺だけはちがう』と言いたいために…
存在の条件の同一性の確認と同時に
個体の感覚的実在の確認のために」
でも
「どっちへ転んでも、きっと釦(ボタン)を押す成行(なりゆき)になる…」
そうか。破滅しかないのか…
「私はこれで人間の生活と歴史を鳥瞰(ちょうかん)し、それをみんな語り尽くしてしまった筈だ。
これはかなり愛すべき眺めで、こんな眺めが宇宙から消えるのは、名残惜しいことではないだろうか」
あとは、映画を観てのお楽しみ。
学生の時のゼミが「三島由紀夫の戯曲」でした。彼の言葉には無限の美しさがあると思っています。
そして、この映画は大変興味深かったです。
あぁ!楽しかった!!