映画鑑賞のおさる

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルの映画鑑賞のおさるのレビュー・感想・評価

3.7
フォロワーのみなさん、(後れ馳せながら)明けましておめでとうございます❗2024年も宜しくお願い致します🙇

さて、今年最初のレビューはインディ・ジョーンズシリーズの最新作にして最後を飾る作品『インディ・ジョーンズと運命のダイアル』。

古代の天才数学者アルキメデスが作ったという謎の力を秘めた数字盤(ダイアル)をめぐり、インディ博士たちが最後の大冒険を繰り広げるというストーリー。

まず、冒頭から激しいアクションで一気に引き込まれる。まだインディが全盛期だったころの冒険の一幕を描いており、過去作での活躍を想起させるような大立ち回り。この一連のシークエンスには、懐かしさと冒険のワクワクを感じずにはいられない。

そして、そこから一気に時代が進みインディが年老いてしまってからの描写もよかった。かつての血気盛んなモテ男ぶりも今は昔、哀愁さえ感じさせる佇まいには、こちら側も寂しさを感じてしまう。

しかし、それで終わらないのが我らがインディ・ジョーンズ。物語の中盤には全盛期を思わせる激しいアクションの連続で、考古学の知識も惜しみなく披露。そして、かつてを思い出したかのような腕力も発揮してピンチを切り抜けていく姿には興奮せざるを得ない。あんた一体いくつなんだ🤭

ストーリー的にも、かつて相対した(あいたいした)ナチスの残党との闘いとなっており、こちらもラストを飾るにふさわしい相手となっていると思う。『クリスタルスカルの王国』で若干、SFっぽさがでてきていたが、本作では従来どおりアドベンチャー感が強くなっているのもよかった。

長年に渡って続いてきたインディ・ジョーンズシリーズを締めくくるのにふさわしい1作だったと思う。