イスラム教の礼拝時の旋律(きっとそのまま使うことが許されないから)に似せた音楽とヴィバルディのカトリック歌曲が続けて流れる冒頭に衝撃を受けつつ酔いしれた。この2曲が作品の全てを表してくれてるようでなんかすごい。
元ボクシングチャンピオンでありダンサーのケビン・ミッチェルさんの肉体の動作から放たれるオーラは言語を超えて訴えかけてくるものがあって素敵でした。
監督の妹さんのウラヤ・アマムラさんが主人公のドゥニア役を演じてらして後半に行くに連れて豊かな表情を見せてくれてサイコーなのです。
貧しくても神を信じずとも魂だけは高潔に。