地球外生命体

チェッカーで(毎回)勝つ方法の地球外生命体のレビュー・感想・評価

3.5
ラッタウット・ラープチャルーンサップのベストセラー短編集『観光』の中の2編『徴兵の⽇』と『カフェ・ラブリーで』を原作に、11歳の少年が傷つきながらもタイの階級社会を⽣き抜く術を⾝に付けて成⻑していく姿や、ゲイである兄との兄弟愛を叙情豊かに描く名作。韓国系アメリカ人ジョシュ・キム監督が描く瑞々しい兄弟の物語。

2015年・第65回ベルリン国際映画祭のパノラマ部⾨で上映され、2016年・第88回アカデミー賞外国語映画賞タイ代表に選出された。

両親を亡くしおばと暮らす11歳の少年オートと兄のエークは、ボードゲームの「チェッカー」で遊んだりして裕福とは⾔えないながらも楽しい⽇々を過ごしていた。エークには同性の恋⼈ジャイがいて、トランスジェンダーの友⼈キティとも仲が良く、2⼈ともよくオートの⾯倒を⾒てくれた。だが、21歳になったエークとジャイのもとに徴兵抽選会の案内が届くと、兄と離れたくないオートは、指南書「チェッカーで(毎回)勝つ⽅法」を読みながら、ある⾏動を起こす…。

★2016年タイ国立映画協会
助演男優賞(インカラット・ダムロンサッククン)
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