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LUCK-KEY/ラッキーのkazu1961のレビュー・感想・評価

LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-614
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋日本のオリジナル『鍵泥棒のメソッド』を超えることは出来なかったけど、やはりもとの脚本が優れているために、どう転んでも期待通りの面白さになってます。

🖋両作を観るとやはりお国柄の違いが明確にでてきています。日本オリジナルが貧困と裕福な人が入れ替わり、そしてゼロからの自分に気づく、シュールだけどコミカルにそのテーマを描いているのに対して、韓国版の本作は、そのシークエンスごとをデフォルメしてコミカルにあくまでエンターテイメントとして描いているところが根本的に違っています。また、日本オリジナルがほぼ主人公演じる二人、堺雅人と香川照之が同等のレベルで描かれるのに対して、韓国版の本作はあくまでもユ・ヘジンの演技を愛でる作品になっています。この辺りの違いは作品の世界観にとっては大きな違いですね。

🖋また、ストーリー的にも幾分設定が違っていて、殺し屋楓の男ヒョンウクが記憶を失って、そこで助けられた救急隊員のリナが働く食堂を手伝うことになっています。そして基本コミカルながら、微笑ましい恋愛模様などが続いていきます。結局、日本オリジナルのスマートさが消えて韓国ならではのデフォルメが目立つ印象ですが、あくまでもそれが韓国作品の味、両方とも楽しめて観れる作品でした。

😆Story:(参考:公式サイト)
裏社会で「成功率100%のパーフェクトな殺し屋」として知られる伝説の男・ヒョンウク(ユ・ヘジン)はその日、仕事を片付けた帰りに偶然立ち寄った銭湯で、石鹸を踏み転倒。床に頭を強打し、記憶喪失になってしまう。更に偶然その場に居合わせた売れない貧乏役者のジェソン(イ・ジュン)が、ヒョンウクのロッカーの鍵をすり替えてしまったことで、ヒョンウクは記憶喪失の売れない役者ジェソンとして生きることに。しかし生来の完璧主義から、真面目に役者としての成功を目指し始めるヒョンウク。一方ジェソンは、ヒョンウクにかかってきた依頼の電話を取ってしまったことで、とんでもないトラブルに巻き込まれようとしていた…。

🔸Database🔸
・邦題 : 『LUCK-KEY/ラッキー』
・原題 : 『Luck-Key』
・製作国 : 韓国
・初公開 : 2016
・日本公開 : 2017/08/19
・上映時間 : 112分
・受賞 : ※※※
・監督 : イ・ゲビョク
・脚本 : チャン・ヨンミ
・原作 : ※※※
・撮影 : キム・テギョン
・音楽 : パン・ジュンソク
・出演 : ユ・ヘジン、イ・ジュン、チョ・ユニ、イム・ジヨン、チョ・ハンチョル、キム・ミンサン、チャヨプ、キム・ジアン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
内田けんじ監督のコメディ「鍵泥棒のメソッド」を原案に、「ベテラン」「極秘捜査」などの名脇役として知られるユ・ヘジン主演で製作された韓国映画。100%の成功率を誇る伝説の殺し屋ヒョヌク。たまたま立ち寄った銭湯でせっけんを踏み転倒したヒョヌクは、頭を強打し記憶喪失となってしまう。さらに、その場に居合わせた売れない貧乏役者ジェソンが、ヒョヌクのロッカーの鍵をすり替えてしまい、2人の立場が入れ替わってしまう事態に。ヒョヌクが生来の完璧主義から、真剣に役者としての成功を目指し始める一方で、ジェソンはヒョヌク宛てにかかってきた電話を取ってしまい、まさかのトラブルに巻き込まれようとしていた。ユが主人公のヒョヌク役を演じるほか、アイドルグループ「MBLAQ」脱退後、キム・ギドク製作「俳優は俳優だ」などの話題作に出演したイ・ジュンをはじめ、「技術者たち」のチョ・ユニ、「情愛中毒」のイム・ジヨンら若手俳優陣が脇を固める。
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