《このラストは、あなたの恋愛観を変える》
”狐狼の血〟”ひとよ〟の白石和彌監督作品。
前々から気になっていた作品。
ホテルのオンデマンドにて。
阿部サダヲと蒼井優で描く、狂おしくも切ない”愛のカタチ〟。
この愛は歪であり、普通の感覚では理解できないだろう…
自分は20代の10年間、女性中心で生き、すべてを注いだ。
だから、なんとなくだけど理解できる。
完全な無償の愛とは違うかもしれない。
でもこれもひとつの愛の表現なのだ。
阿部サダヲが素晴らしく、同じ白石和彌監督作品”死刑にいたる病〟よりも役にハマっている。こういう役こそ、彼の真骨頂だろう。
蒼井優もメンヘラで恋愛依存体質の女性を熱演。松坂桃李とのラブシーンはエロス全開。
”ロマンスドール〟でも感じたけどラブシーンを演じさせたら、彼女の表現力は日本人女優ではNo.1ではないだろうか。
白石和彌監督の演出力が生かされた適度なバイオレンス描写、キャストの個性も上手く溶け込んでいて、伏線を回収していく壮絶なラストシーンには度肝を抜かれる!
観る者の恋愛観を刺激する作品。
この愛を体感してください…