《もしもの話よ》
〝あなたに頼みごとがあるの。あなたにはそのための特別な能力がある〟〝何をするのか内容を知りたい〟〝ご褒美があるの。2号車のトイレを見て。その中にひょっとしたらだけど包みがあるかも〟
電車で乗り合わせた女性との他愛のない仮定の話の筈だったのに…。トイレの中に2万5000ドルが入っていて頼みを聞いたら更に7万5000ドル貰えるっていうオイシイ話。コールドスプリング駅で降りるプリンという名前の人物とその人物の鞄を見つけてほしいっていう依頼なんだけど、100人近くいる乗客の中からどうやって特定していけばいいのかというと…。
これって、いつもの巻き込まれ案件の通勤電車編。軽い気持ちで引き受けただけなのに、見つけきれなかったら家族に危害が及ぶって言われ、どんどん追い込まれていくスリリングな展開。狭い列車内での敵との格闘シーンも見応え十分。ワンシチュエーションながら骨太のサスペンスに仕上がっていて、最後までドキドキしっぱなし。
ただ観終わって冷静になって考えると、ツッコミどころは満載。そこまで大掛かりなことを仕組んでいるのに、もしリーアムアニキが〝しないよ〟ってことになったらすべて水の泡。そんな一か八かでいいの？それに、降りる駅も誰と会うのかも分かっているんだったら、アニキに頼まなくてももっと手っ取り早く見つけられたんじゃない？
視聴メモ：2023.08.20/120/Abematv（吹替）
