ケイスケ

俺たちホームズ&ワトソンのケイスケのレビュー・感想・評価

俺たちホームズ&ワトソン(2018年製作の映画)
2.1
あー…これはちょっと…。久々にやべー映画をレンタルしてしまった。2018年のラジー賞で4部問を受賞したみたいだけどしゃーない。とりあえず数あるシャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソンの映像化で一番アホであることは間違いないです。

ウィル・フェレルとジョン・C・ライリーの共演作は『俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-』が面白かった。この映画の「あなたをクシャクシャに丸めてから膣に入れて歩いて擦れるたびにあなたを感じたいの!」って言う台詞がマジ意味わかんなくて好き。てかアダム・マッケイ製作におるやん。ちゃんと口出ししろよな!

監督のイータン・コーエンは『26世紀青年』や『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』とか面白い映画の脚本を描いた人。あと『メン・イン・ブラック3』の脚本家の一人なんだよ!あれめっちゃ面白かったのにどうしてこうなった!

とりあえず個人的に好きだったギャグシーンを幾つか。数えたら2箇所しか無かったけど笑。ホームズのお手伝いのハドソン夫人がワトソンの寝室にアインシュタインとフーディーニを連れ込んで3Pした場面と、ガイ・リッチー版『シャーロック・ホームズ』のスローのパロディ場面。以上!こんだけ!

あとはギャグが行きすぎてて笑えない。女王陛下を誤って殺したと勘違いしたホームズとワトソンが細切れに解体してトイレに流そうとしたり、ワトソンを黒幕と決めつけ絞首刑になるかもしれないのにアッサリ許されるホームズだったり。全編通して『行き当たりばったり』を体現したストーリーなため、コメディだとしても不快で笑えなかった。

あとは死体解剖するときの『ゴースト/ニューヨークの幻』の全く面白くないパロディがちょっとひどい。おい今2020年だぞ。ウィル・フェレルとジョン・C・ライリーの2人は好きだし、彼らの息ピッタリなやりとりは漫才を見ているようで楽しかった。ただ致命的に話が面白くないため残念な作品。とりあえずラジー賞受賞おめでとうございます。