アロユニ

トップガン マーヴェリックのアロユニのレビュー・感想・評価

4.6

やるぞ、グース。


最高すぎて言葉が出ない。
手放しに大絶賛されていた意味が分かった。

開始10分のたった一言で泣いたのは初めてかもしれない。

前作への愛とリスペクトに溢れ、求めていたもの全てが詰まった夢のような作品。

焼き直しではなく確かな進化も感じる。
トム自身の俳優人生も重なっていたように思える。

映画を好きになって良かったと心から思えた。
映画好きであることを誇りに思えた。
もっと映画が好きになれた。

こんな作品に出会えて幸せ。
しばらく余韻に浸って、落ち着いてから追記しようと思う。


【追記】
とにかく感動したところを記録のために羅列しておく。


前作と全く同じ構成のオープニングで速攻心掴まれた。

ピアノで歌うルースターに、グースの姿を重ねるマーヴェリックに大涙。前作の回想シーンも挿入し、確実に泣かせに来てる。

ルースターに背面飛行キメるマーヴェリック。こういうオマージュも大好物。


トップガン卒業生たちの対立とチームアップ。アツすぎる。


「俺たちは絶滅するかもしれない。でも今日じゃない」
マーヴェリック、いやトム自身の言葉としての説得力に脱帽。


「まだ大佐なの?」
一線を退き、昇進もできたはずのマーヴェリック。でも、彼は最前線で戦うパイロットであり続けた。アクションスターとして並ならぬ努力をしてきたトムの姿に重なる。


アイスマンの登場。
演じたヴァル・キルマーと同じく、癌で声を失ってしまった彼が、力を振り絞ってマーヴェリックに語りかける姿に号泣。どっちがトップか、未だにライバル心を持っている2人の友情のカタチに心打たれた。


F14戦闘機の登場。
ご都合主義?そんなことはどうでもいい。これぞトップガン。これぞハリウッド映画。

旧世代機vs最新鋭機のラストバトル。ここもトム自身に重なり、胸いっぱい。まだトムは戦える。だからトム・クルーズは今もトップスターなのだ。


ハングマンの登場。
歪みあっていたライバルが最後に助けてくれる展開って、やっぱり最高。マーヴェリックとアイスマンがそうだったように、ルースターとハングマンも最高のライバルになっていくのだろう。


「父の代わりに」
グースを死なせてしまったのは自分のせい。なのに、その息子が今日、自分の命を救ってくれた。マーヴェリックの魂の救済に、涙腺崩壊。


一切の妥協なく、最高の続編を作ってくれたトム・クルーズとスタッフに感謝。
アロユニ

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