イクミナ

海を駆けるのイクミナのレビュー・感想・評価

海を駆ける(2018年製作の映画)
5.0
不思議、居心地よくて、清涼感。
「月がきれいですね」を、あそこまで引っ張るとは思わなかった。ここで「月はきれいですね」と言うだろうなと思っていると、気を持たせて、言わせている。また後で、ひっくり返している。思わずにやり。深田監督の映画は、ひっくり返しや伏線の解決にハッとしたり、ニヤリとしたり、なんというか、映画的なのだ。ラスト、題名の通りだ。太賀が、現地の俳優かと思うほど、インドネシア語が流暢。日本語も、インドネシア語も、音楽も、風景も、しっとりとなじんで、なんとも、いいよなー。
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