140字プロレス鶴見辰吾ジラ

レゴ(R)ムービー2の140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)
3.7
【反乱軍ガチ勢】

みんな大好き
クリストファー・ミラーと
フィル・ロードの
「ハン・ソロ」降ろされた
反乱軍コンビが
レゴムービー続編に挑む!

正直、前作「レゴムービー」ではクライマックスで明かされるメタ世界の隠し球のインパクトと拘ったレゴアクションで多くのファンを獲得したわけだが、メタ世界が種明かしされた状況で先細りすることを危惧していた。しかしながら、メタ世界が明かされた上で逆に流入してくる「トイストーリー」や「インサイドヘッド」的な子どもの成長と妹という兄にとっめの異存在、そしてイキるという発想のスタートラインをレゴワールドで表現したのは見事。「ミライの未来」とは違うオモチャアプローチは中々楽しい。ストーリー的な爆発力を空間軸的宇宙演出に加えて、時間軸設定も加えた物量作戦に対して、レゴが生み出し得るクリエイションレンジを超えてしまった演出がゆえに、少年漫画と少女漫画の価値観融合のようなエンターテイメント的道徳ショーに対して情報過多になっているウィークポイントもあったと思う。