演者達への称賛としては星5です。
是枝作品は毎回そうですが、取り上げる題材はショッキングですが、何を訴えたいのかが乱雑になりすぎて消化不良なんです。
家族の絆を描くのなら、そこに焦点を当てれば良いんですが、問題提起となる脚本が破綻している。
少年を奪われた家族の哀しみはどうなのか。
虐待されてる少女を救うのなら、もっと最善の方法があっただろう。
鑑賞前は、政府への問題提起なのかと思っていたが、それさえも不充分すぎて残念です。
貧困層とか言ってる人もいますが、本当に貧困ならば、他人を養う気力財力はありません。
人々は、もっと這いつくばって必死で生きていますよ。
