鷺宮テラス

ジョーカーの鷺宮テラスのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

自分の脳が作中の場所はニューヨーク、ロウワーイーストサイドだと幾度も受け取ってしまって鑑賞してしまうのだけど定期的に台詞に入っている"Gotham"という言葉のおかげでふと、我に返ることができる。この感覚はライオンキングに似ててたのしい。

写真のような暖かみのある色合いで綺麗な街並みと昔の映画のようにカメラが揺れるような撮り方をされていてエンドロールの筆記体の文字も相まって懐かしい印象を受け鑑賞後はとてもやわらかな気持ちでいれるのです。なんじゃこりゃー。


ニューヨークの(いやゴッサムの)病院が映ると自然とダークナイトを思い出せて"あの人"がいたから作り手や観客の愛に溢れた本作が生まれたんだなってなんにもしりませんけれど鑑賞中に勝手に思ってた。

終盤のanonymous現象は印象的で、冷ややかに大丈夫か?ニューヨーク(いやゴッサムシティ)と心配になってしまうけれど、NYの力強さの魅力に溢れたジョン・ウィック3のおかげで安心できるのです。

音楽、ホアキンさんの瞳、そして初めて聴いたフランク・シナトラさんの歌声、どれも優しくて素敵だった。

Bye Bye Birdie.

日本語字幕も素晴らしかった。
鷺宮テラス

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