このレビューはネタバレを含みます
No.4210
割かし好きなタイプの胸糞モヤモヤ系ではあった。
タイラー(チャーリー・プラマー)のアップとセリフで終わるラストカットも素晴らしい。
サスペンスとしても面白いが、知りたくない真実に徐々に迫っていってしまうタイラーの繊細な心理ドラマとして見ごたえあり。
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ただし、一つ大きなツッコミどころ、というかひょっとしたら致命傷がある。
あれ? あの縛られてたスーパーのおばさんって、キャシーに助けられてたよね?
あの時点で死んでたっけ?
仮に生きてたとしたら、ドンがタイラーって呼んでたのは聞こえてたはずだし、そのタイラーも、キャシーってしっかり呼んでる。
さらにいうと、タイラーもキャシーも手袋してないから、多分現場は指紋ベタベタ。
おばさんはそういう大事なこと全部忘れちゃったのかな?
覚えてたとしたら、当然警察に言うと思うんだけど、
なんでタイラーもキャシーも捕まってないの??
他にも、なんだか無理やりのようにタイラーとキャシーを恋愛関係に持ち込もうとしたり(事件現場で2人がキスするシーンはさすがに失笑)、詰めが甘い部分は多いが、
そういう詰めの甘さに目をつぶれれば、意外と楽しめる。