さな

ブラインドスポッティングのさなのレビュー・感想・評価

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)
4.2
保護観察期間残り3日となった黒人のコリンは、予測不能な問題児で幼馴染の白人マイルズに振り回されてゆく。残り3日無事に過ごせるのか。舞台は徐々に高級化してゆくオークランド。

白人の警察官が黒人を無差別に殺そうとも、なんのお咎めもなく、ニュースでは殺された黒人が刑務所で撮られた写真を流すような社会。

物語は否応なく降りかかる人種差、貧富の差などが2人の関係性に少しずつ影響を与えるてゆく。
11歳から味方だと迷いなく言葉にするコリンだけど綺麗事だけじゃなく2人の間に存在する壁が露わになってゆくのがとてもリアル。その時撃たれるのは誰?が忘れられない。

時折差し込まれるラップで喧嘩や感情がとても伝わるけど、みんなが聞くから、かあ…

銃社会の恐怖…土地柄の意味やお墓のシーンにゾッとする。
偏見と差別にもいろんなものがあるよね。
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