ハナカズキ

アスのハナカズキのレビュー・感想・評価

アス(2019年製作の映画)
3.9
配信を心待ちにして、アマプラでの配信開始日に見ました!

「Get Out」「Nope」のジョーダン・ピール監督作品。どちらも今までに見たことのないような斬新な作品だったので、本作も楽しみにしていました。

主人公のアデレードは幼少期に、迷い込んでしまったミラーハウスで自分にそっくりな少女に出会います。それがトラウマになってしまったアデレードですが、今は結婚し夫と子ども二人で平穏に暮らしていました。そんなアデレード一家がある夏の夜、気配を感じて外を見ると自分たちにそっくりなドッペルゲンガーが立っていて…というお話です。

ジョーダン・ピール監督の作品なので、「自分たちにそっくりのドッペルゲンガー!怖い!」ってだけのホラーな訳はない。これは何を意味するのか、何の隠喩なのでしょうか。

私の解釈は人間の二面性。他人には見せずなんとか抑え込んでる自分のネガティブな感情、それらを寄せ集めたものがそのドッペルゲンガーなのかな、と。

普段の生活では、例えば表向きは笑っていたりしてもその笑顔の奥では妬んだり怒っていたり。そんな人間の裏表の例えなのかなー。で、本当の自分はどっちなのか、ということを描いているのかな?違うかな?考察サイトなどを読むと、違うようですね(笑)


以下ネタバレあり





もし、上記の自分の解釈に沿ってラストを見ると、「抑え込んでるネガティブな感情、そっちが本当のあなたですよ」と言われてるようでした。背筋が凍ります(笑)
ハナカズキ

ハナカズキ