フランソワ・オゾン監督による、教会による幼少期の性被害糾弾を描いた2016年の実話ベース作品。
登場人物たちが時間を経て、当時はショッキングで沈黙を守っていたが、大人になってから立ち上がるという、実際日本でもジャ○ーズ問題があるが、重なってみえるところが多い。
また、インターネット時代になってからの方が被害者が団結しやすいといった時代背景も大きいように感じる。拡散度合いも桁違い。
話の進行により、主人公の交代劇もスムーズで、この手のジャンルで同じ視点ばかりだと失速してしまいがちだが、リズムが変わることで様々な観点を交えることになり大変よかった。
ベルリン映画祭審査員グランプリ。
【ベルリン映画祭映画】最低限みておくべきヨーロッパ映画10作品
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