健一

ストックホルム・ケースの健一のレビュー・感想・評価

ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)
2.5
『すっかり おっさん になったなぁ』なイーサン・ホーク、
『ハゲじゃない』マーク・ストロング。
そして『眼鏡 デカくね?』なノオミ・ラパスの主演作。

ハイジャックや銀行強盗など 凶悪犯罪が発生した際 人質と犯人が 奇妙な信頼関係で結ばれるという『ストックホルム症候群』。
なぜ ストックホルム? と今まで思っていたのだが この作品で描いた事件が元となったそうで。
という事で実話を元にした作品です。
去年観た「エンデべ空港の7日間」や「ベル・カント」もこの現象を描いてました。

まぁ なんとも ゆる〜〜いクライムサスペンス。
眠くもないのに あくびが何十回も出ました。
銀行強盗を起こした犯罪者達、人質にされてしまった銀行員、交渉を重ねる警察官達の 三つ巴(みつどもえ)の攻防戦。
なのだが 緊迫感ゼロ、緊張感ゼロ、共感度ゼロ という なんともトホホ な作品。

イーサン・ホークは一体何がしたいんだ!
刑事達は事件を終息させる気があるのか?
人質達! 何を求めてる?

こんな感じになるんだったら いっそのことコメディにすれば良かったんじゃないの?
泣きそうなくらい 何も得られなかった作品でした。
配信サービス等で 自宅鑑賞で十分です。

上映時間が92分だったのが唯一の救い。
このペースで2時間以上やられたら 寝る人は寝ますね! きっと。

とは言え どーしても劇場にて観たい方は鑑賞後に 是非、お口直しに「狼たちの午後」を観てください。
これこそ 『映画』です!




2020年11月12日
ヒューマントラストシネマ渋谷screen 1
💺200 席
客入り 50〜60人。

意外と入ってた。洋画好きな映画ファンは他に観るものが無いんだよね!
健一

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