おときち

巴里の屋根の下のおときちのレビュー・感想・評価

巴里の屋根の下(1930年製作の映画)
2.5
おぉポーラ。フワフワだな。結局は彼女が悪いんじゃない?
そんなポーラを中心にドタバタする男女や男たちのコメディ。


トーキーとサイレントのバランスが面白い。
トーキー部分は「ここ」っていう時、話を進めたい時にセリフが出てくる感じで、基本はサイレント映画みたい。一部だけ見える体の動きなどちゃんと伝わるし、こちらの想像も掻き立てるのは面白いなぁ。
喧嘩のシーンで汽車の音を被せるのも、こちらの想像に任せるためにあえてやってる感じなのかな。
レコードの針が飛ぶのもなんか印象に残った。
トーキーとサイレント、どっちに振ろうかな?みたいなものがあるような気がした。


ポーラは「おいおい」と思いつつも、オシャレだなぁとも。どんな色の衣装だったんだろう。
アルベールいい奴。


オープニングとエンディングの映像がリンクしてたのも良かった。


1930年公開の作品。当時は劇場でどんな人たちがどんな風に観ていたのかな?
テーマ曲はたしかに頭から離れないな。