jimny

シン・ウルトラマンのjimnyのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
4.0
思ったよりウルトラマンだった。というか、シンでもなんでもなくウルトラマンそのものだった。

親の顔より見た変身シーン
大画面で見るもっさり大怪獣プロレス
カセットで聞きまくってた懐かしの曲
朗々と読み上げられる説明セリフ
キモいザラブ星人
ちょっとIQ低めで非現実的なストーリー展開に気付かない登場人物たち

シン怪獣酒場まで披露したメフィラス星人はMVPだと思う。

一方で
・冒頭の超割り切った秒速シチュエーション説明
・割とすぐ正体バレたあとも話が進む
・ウルトラマンの存在自体が地球人の価値を高めてしまい(宇宙規模の)政治的なトラブルになる
などシンプルなストーリーながら工夫されていたし、話の軸になる「優しさ」みたいなものも含めて好きな話だった。

ウルトラマンファイティングエボリューション(ゲーム)で育った身としては引きの画でCG大怪獣プロレスが観れてノスタルジーを感じたのと、最後にウルトラマンが戦うシーンとには、庵野さんが学生時代に趣味で撮ってた映像に近しい雰囲気を感じた。

主題歌のM八七も、予告で聞いた時はエモすぎてイマイチに感じたが、本編のあの流れで始まるとぴったりな曲だった。
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