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マイルス・デイビス: クールの誕生のchaooonのレビュー・感想・評価

3.7
トランペッター、バンドリーダーとして、ジャズ史上最も重要な人物数人のうちの1人に数えらるモダン・ジャズの帝王👑マイルス・デイヴィスの生涯を描くドキュメンタリー🎺🎼✨

貴重なアーカイブ映像・音源・写真をはじめ、クインシー・ジョーンズや家族・友人ら関係者へのインタビューを通し、マイルス・デイビスの波乱万丈な人生と素顔に迫る✨

ジム・クロウ時代に生まれ、NY52丁目ジャズの街で生き抜く✨

予想外にWSSの話が🎶
彼の妻であったダンサーのフランシス・テイラーが舞台のオーディションでスキャット披露して合格したとか楽しい話かと思えば、マイルスの嫉妬の強さを伝えるエピソード😨

そしてヘロイン、コカイン等のドラッグ絡みの話はやっぱりあるわね🙄

「怒りっぽくて非社交的。不安定さや心の闇を芸術の土台に表現することが癒しで、自分の弱さを表現」
そんな風に彼を表現する関係者も。
こういう偉大なミュージシャンって人格も優れてるのかと思えば、意外とそうでもなくて。
サッチモしかり、結構曲者で感じ悪いというややショックさはある。
でもこの黒人差別が色濃い時代に1人戦い抜く強さがなくては、競争率激しい業界では生き残っては行けないよね
ミュージシャンとして成功しても、裕福になっても、消えない差別を受けた記憶。
それが彼の中に残っていた事実。

『死刑台のエレベーター』のお洒落なジャズ劇伴がマイルスの即興演奏と知り、こちらのドキュメンタリーも鑑賞したのだけど、その収録秘話もあり満足😋
映画のヒットで注目され、マイルスの新しい即興演奏法の確立につながる✨

時代の変化に乗り様々な音楽性を世に放ってきたマイルス🎼✨
世の中が求める音楽のスタイルに合わせて変容を続ける演奏スタイル🎺
新しい演奏法を生み出しては、それに固執せず、新しいものをどんどん受け入れ自分のものにしていく!
ロックが売れると分かれば、若者に負けじとロックをやる⚡️
スーツを脱ぎ捨てヒッピースタイルにも🌈
柔軟さや気概は凄いし、だからこそ歴史に名を残す程の偉大なミュージシャンになり得たわけよね✨
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