西部開拓時代に牛のミルクを盗んで作ったドーナツで一攫千金を狙う男達の友情の物語。
スローなテンポで前半はちょっと眠たくなったんだけど、ドーナツを売り始めるくらいからはグイグイ引き込まれていった。
手持ち無沙汰になって家の掃除始めたり、男だけの家に花を飾ったり、白人男性的な男らしさとは無縁な主人公の言動がいちいち可愛らしくて好き。
本人達はいたって真剣なんだけど、やることがミルク泥棒にドーナツ売りってのも、一攫千金を狙う方法としてはズレていて可笑しい。
この時代設定でこういう登場人物達を描くのかっていう新鮮さがあった。まさにA24映画って感じ。