2020年を通して
知人から最もオススメされた作品。
上映中は色々と思うところがあって
観るのを保留していたのだけれど
再演があったのでようやく。
結果的に、とても苦しかった。
これを書いている今も苦しいです。。
一果役の服部樹咲さんはとんでもなく素晴らしかったし(踊り出すとガラッと雰囲気が変わるのは、羽生結弦さんみたいだなと。これからものびのびと活躍して欲しい。)その雰囲気を引き出したであろう草彅剛さんの凪沙という存在も、独特の佇まいと丁寧な言葉遣いが印象的でした。
あと親友役の上野鈴華さんも良かった◎
とはいえ、MtoFである凪沙の周辺に於けるあまりにも直接的かつステレオタイプな表現(LGBTって最近流行ってるよね。とか、一果の母親が凪沙に向かって吐くバケモノとか、術後のキツい姿とか…)や、命を落とすことでしか昇華されないような描写は正直納得出来ないし、話題になった日本映画はこのレベルか…と改めて哀しくもなりました。凪沙にも、女性として・母親として、生きて幸せになる未来が欲しかった。
凪沙が白鳥のヘッドドレスを
一果に付けてあげたところで、
何故か涙腺が崩壊した。。
色々考えさせられるという意味で
やっぱり観て良かったです。