OSHO

17歳の瞳に映る世界のOSHOのレビュー・感想・評価

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)
3.8
愛想が悪くて友達の少ない17歳。ある日、妊娠していることがわかってしまう。

2022年のフランス映画の『あのこと』も10 代の中絶について扱っているけど、
『あのこと』は舞台が1960年代でフランスでは中絶は違法行為、エリート学生で妊娠しただけでエリートコースから脱落してしまう…
と言った理由があったけど、

この映画は『あのこと』に比べると軽い。
主人公のアメリカ、ペンシルベニア州では、17歳の中絶は親の許可が必要となっているだけ。
軽い分、本当にリアルな世界の映画に感じた。

スーパーで一緒に働く親友とスーパーの金を盗み、親の許可がいらないニューヨーク州で中絶手術する。

中絶の手術は結局3日かかる。
ホテルを取るほどのお金も無い2人はこの3日間をどう過ごすか…
それも、中絶の手術もあって心も体も乱れている状態で…
というのか、この映画の一番のみどころ。

中絶というより、お金のない若い娘の生き方みたいな映画になっている。

リアルだし、なかなか面白い映画でした。
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