レオ

大怪獣のあとしまつのレオのレビュー・感想・評価

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)
1.8
ふーん、おもしれー映画。
こんなに面白い題材で、あんなに期待を煽る予告編を作って、皆をガッカリさせたから『これに負けず劣らず私の期待を裏切った歴代映画』がレビューに並んじゃってるじゃないですか…!
私の『G-1(ガッカリNo.1)グランプリ』はなんだろう…『ギャラクシー街道』でエントリーさせて頂きますね!
私はアマプラで観たけど、予告編の出来の良さに釣られて劇場に行っていたらションボリして映画館から出てくるシュレディンガーの私を想像してしまい、可哀想になりました。

第一に思ったことは、このジャンルに監督が合っていないのかと。
私、三木監督のドラマ『時効警察』が本当に大大大大好きなんです。
第一期なんて全話台詞を完コピするほど繰り返して観ました。
推理物なのに理不尽な台詞の連続、斜め上のシュールな演出、主演のオダギリジョーの面白い演技、いい意味でパンチもクセも強いドラマでした。
(このドラマが本当に好きなので、映画を全面否定したくない気持ちはあるのですが)
このシュールなノリを、リアリティを求められるこの映画に盛り込んでしまい、悪い意味でパンチもクセも空振って『サムイ』ことになってるんですよねぇ…。
おい、この映画!真面目路線なのかい?ギャグ路線なのかい?どっちなんだい?パワーッ!!
(深夜テンション)
個人的に小学生が好むような下ネタは特に苦手なので、都度都度ドン引きさせて頂きました。
(時効警察は下ネタはそんなにないので…)
一部書き出すと…
・政府のお偉い女性が演説中に足を滑らせ、怪獣の体表に突き刺さり犬神家状態で下着が丸見え
・怪獣の死体の異臭を排泄物や嘔吐物に例えて連呼する
・きのこの群生の中に男性の股間を紛らわせる
…これは小学生でも好まないかもしれない。
(頭を抱える)

フォロー出来るとこは…うーん、真面目に社会派ドラマみたいにしても『シン・ゴジラの二番煎じ、もしくはパクリ』って言われちゃうからオリジナル感はあります!
オチも新しかったです、夢オチならぬ光オチ!
何でもあり、というか今までストーリーの意味を一切無くす斬新なオチでした。
あのオチにするなら2時間一体何だったの??
(フォロー出来ず)
レオ

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