なすび

The House with Closed Shutters(原題)のなすびのレビュー・感想・評価

-
早おきしたからおはよう〜☀️ってレビューでいうためだけにこの映画みたけど、何気におもしろかった笑
アメリカ南北戦争の、南軍側の話ってだけでブチ上がる〜✊💥

あり得なさそうであり得そうな寓話みたいな話。戦えなかった兄の代わりに、妹が兄の軍服を着て戦争に参加する。最終的に「息子」として彼女は死んでしまい、残された兄が人目にさらされないように、母がこの先ずっと屋敷のシャッターをすべて閉めるように命じる。

この映画然りフラナリーオコナーでも、フォークナーの『アブサロム!』でも、(そうえばディケンズでも)時の止まったお屋敷を取り仕切るのは老婆なんだよな。戦争で敗北した南部=男性性を奪われたもの、代わりに家長は女性になり古いしきたりや伝統や過去にこだわり、新しいもの(南部が負けたという事実)をシャットアウトする。…やっぱり南部小説まだまだ読みたいゾ!!
なすび

なすび