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青春の殺人者のtravisのレビュー・感想・評価

青春の殺人者(1976年製作の映画)
5.0
確か中学生の頃だと思うが、まだ入れ替え制ではない頃に名作『悪魔の手毬唄』の同時上映で出かけた。
この作品を観た時、当時ではアメリカン・ニューシネマのような雰囲気の素敵なオープニングから始まり、衝撃な親殺し(実際の事件を模した中上健次の作品)が展開する。
不思議なことに、とても鬱屈、屈折してはいるが、素晴らしい青春映画になっている。
ゴジこと長谷川和彦監督の名作である。
あれから、今でも時折観るが、主人公のその後が気になって仕方がない。
それ程あのラストシーンには心を持っていかれた。
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