ロサンゼルス。無職になった男は近所で起きた殺人事件の調査をはじめる。興味本位の暇つぶしのはずが使命感になりやがて啓示にまで変わっていく———監督も主演も"わからない"POVモキュメンタリー…なんだろうか?
見ていくうちに頭の中で、90%は事件に深入りして精神的に病んで支離滅裂になっていく男の話だとわかってるのに10%ほんとに呪われてしまってるんじゃないだろうか…と考えたくなってしまう作りが獰猛。
素人ドキュメンタリーにもほどがある拙い撮り方から怪しいこの世界に手招きされてるようだし、基本関係者へのインタビューしか出来なくて全然盛り上がってこないつまらなさもなにこれ…よくあるホラー映画の常識が通用しない不気味さに繋がってる😂
つまらない一因が撮影者の倫理観がしっかりしてることで、不法侵入は重罪だと考えてるのがちゃんと一般人て感じで好き!ここらへんの常識があるとないじゃ怖さも大違い。
その葛藤を乗り越える瞬間は映画らしさが多少は出てくるけど、終始不穏なままモヤモヤ終わっていくのが気味悪さを加速させてる。
この映画を最大限楽しむには「昨日変な映画見つけて…」て友達に送りつけられること。
送った人は嫌われるのを覚悟しようw