全く喋らないニコラス・ケイジが人里離れた町で車を故障させてしまう。修理工に助けられるも修理費が払えず「廃れたエンタメ施設ウィリーズワンダーランドを一晩掃除してくれればOK」という条件を飲み、黙々と掃除をする。しかしここは呪われた場所で、着ぐるみロボ達が暴走し人を食い殺す地獄だった！しかしニコラス・ケイジは全く動じず、一体ずつぶち殺していくのであった…な話
借金返済のためにB級映画に出まくって完済した男でおなじみのニコラス・ケイジの真骨頂が味わえる佳作。アマプラ配信された時にSNSで話題になってたけど、それで知って見たというわけではなく、日本公開前から知っていて見よう見ようと思いつつスルーしまくっていた…ということだけ知っておいてください、流行りに乗っかるミーハーではありません（謎の言い訳）。いや〜それにしてもニコラス・ケイジ最高でしたね
殺人鬼が取り憑いた動物ロボットが夜な夜な人を食い殺す曰く付きの遊園地の掃除を任されたニコラス・ケイジ、黙々と掃除をし、鏡に書かれた挑戦的な血文字も普通に拭き取り、殺人ロボットが出てきても肉弾戦でぶち殺し、ゴミ袋に詰めて処理、戦闘終了後にシャツが汚れたら着替える、休憩時間が来たらしっかり休む、何事にも一切動じずに淡々とこなしていくところが超斬新！
それでいてニコラス・ケイジの素性が全く明かされず、一言も言葉を発しないのに剛力で解決するダイナミックさ、まさにニコラス・ケイジここに極まれりといったところでした。全体的な完成度はそこそこなものの、ニコラス・ケイジという男だけでいかにこの映画を最高なものに引き上げてくれたかが分かる、素晴らしく、笑える逸品でした。敬具
