レオ

マスカレード・ナイトのレオのレビュー・感想・評価

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)
2.9
どんなお客様でも誠意をもって丁寧に迎えてくれる一流ホテルだけど、映画としては一見さん向きじゃない映画。
キムタクと長澤まさみの阿吽の呼吸は前作で履修しておくべき。
『あ~!推理物のサスペンスが観たい!』って時に観て満足しました。
あと多分大晦日に観てもいいかもしれない。
でも『部屋の密室は鍵穴の隙間からワイヤーを通して作ったんだ!』みたいなミステリーではなく心理戦サスペンス。
警察側かホテル側にメンタリストがいたら事件はスピード解決だったに違いない。

なんて茶化して前説書きましたが、キャストは有名どころがズラーッと並び、仮面舞踏会をテーマにしたホテルのセットはとても煌びやかで気合い入りまくり!お金掛かりまくり!
なので、観てるごとに掛かったお金が自分の中で昇華されていって良かったです。
(見放題だったけども)
ホテルの中は世界観が違うので、シルバニアファミリーのおうちを俯瞰で見るような箱庭群像劇でした。
にしてもオシャレ過ぎて、仮面を付けた黒い服の仮装を、キムタクが『犯人はファントム(亡霊)の仮装です!』って言った時には世界の違いを叩きつけられましたね。
そして沢村一樹ほどウザ絡み役が似合う俳優がいないことも叩きつけられるんだ…!

ちなみにあらすじは、お客様全員を信じるホテルマン達vsお客様全員を怪しむ警察達の板挟みとなったキムタクと長澤まさみの話です。
個人的に可もなく不可もなく、無難だけどハズレはしないという感じ。
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